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狭くてスペースがない!そんな人には薄型のつっぱり本棚がオススメ

こんにちは、ミカミです。

あなたはどんな本棚を使っていますか?
わたしはごく普通のタイプです。
高さ180cm×横幅120cm×奥行き(内寸)が27.5cmあって、A4ファイルまで入ります。
A4以上の大型本を買うことがほとんどないので、生活している上で「奥行きが足りない」と困ったことはありません。

ところがその充分すぎる奥行きのせいで、本が前後2列の収納に…。
雑誌ならともかく、普通の本を入れるには深すぎるんですよね。
深すぎる本棚をお使いならもちろん、カラーボックスに本を収納したことがある人にもこの不便を分かっていただけるのではないでしょうか。
2列に並べると後ろの本が見えないし取り出しにくいのでやめたいのですが、ファイルやノート、雑誌も多いので本だけにスペースを割り当てられず、結局は前後2列になってしまいます。
常に全ての背表紙を「見える」ようにしておきたくても、使える棚が限られているのでどうにもなりません。

そこで、文庫~A5判の本だけを並べる薄型の本棚をサブで導入したいと考えています。検討してみるとつっぱり本棚がベストであるという結論に至りました。

 

 

 

探せば見つかるデッドスペース

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設置スペースなくして本棚は買えません。当然です。
そりゃ置きたいけれど、そんな空間なんてどこにも…と思って諦めてしまう人も多いでしょう。
でも探してみれば案外デッドスペースは見つかるものです。

たとえばドアの裏側。17cmくらいの奥行きが空いていませんか?
ベッドの枕元に壁との隙間があったりしませんか?
廊下の壁が空いていませんか?奥行き15cmくらいなら本棚に回せませんか?

こんな風に家中をチェックしてみると、あちこちに意外なデッドスペースが見つかったりします。
わたしの場合はドアの裏にスペースを見つけました。15cm前後の奥行きがあれば、つっぱり方法の本棚を設置できる可能性があります。なお、本が多い、スペースを最大限に活用したい、壁に穴を開けたくない、ということで今回はつっぱりで天井までの高さがある本棚を考えていますが、条件が違う場合は別の選択肢もあります。今回はつっぱりのみ扱います。
天井と床がつっぱり本棚の設置に耐えるかをチェックしたら、次の段階へいきましょう。

 

 

つっぱり本棚のメリットとデメリット

 

狭いスペースに、薄型で、高さがある本棚がほしい。
倒れる心配をしたくない。
壁にネジ止めしたくないし、いつでも移動できるようにしたい。作り付けを避けたい。

…という場合、つっぱり本棚が最適でしょう。
以下はわたしが考えるつっぱり本棚のメリットとデメリットです。

【メリット】
デッドスペースを活用できる
薄型で背の高い本棚が設置可能になる
上下につっぱって固定するので転倒しにくい
固定のため壁へ穴を開けずにすむし、移動が容易
対応する天井の高さに幅があり、仕様の範囲内なら引っ越しても使える


【デメリット】
井と床の材質、天井の高さによっては設置できないことがある
つっぱり部分が多少は見えてしまう
素材やデザインのバリエーションが少ない(オシャレな製品はまだ少ない)


賃貸なら壁に穴を開けたくないですし、上下ピッタリサイズの本棚を注文してはめ込む方法(転倒防止のため)だと引っ越したとき次の家で困る可能性があります。
本棚をよく移動してインテリアを変える人にとってネジ止めなどの固定は面倒ですし、壁も傷んでしまいます。
薄型で背の高い本棚にはどうしても固定の問題がつきまとうので、作り付け本棚かはめこみ本棚にするのでなければ、つっぱり式をオススメします。

 


本のサイズを確認したら、本棚は必要最低限の奥行きで探そう


スペースが見つかって、さあ本棚選び…ではなく、その前に大事な作業があります。
本の全体量、並べたい本のサイズ、その割合のチェックです。
並べ方も考える必要があります。

 

【チェックすること】


・本、雑誌などのサイズ(とくに収納時の奥行きになる長さ)
・サイズの割合をざっくりと(新書2割、ソフトカバー単行本5割、A5が3割、のように)
・本の全体量(本棚の大きさ、高さを考えます)
・本をどうやって並べたいか(背表紙を見せるのか、表紙を見せるのかなど)
・その他、本棚に並べたいものがあればそのサイズ

まずは本棚に並べるもの全てのサイズを確認しましょう。
本については以下のリストを参考に必要な奥行きを考えましょう。


【本の横幅リスト】

新書……………10.3cm
文庫……………10.5cm
小B6判…………11.2cm
四六判…………12.7cm(ビジネス書、実用書に多いサイズ)
B6判……………12.8cm
A5判……………14.8cm(ビジネス書、実用書に多いサイズ)
菊判……………15.2cm
B5判……………18.2cm
A4判……………21.0cm(一般的な書類の基本サイズ)
B4判……………25.7cm
※なお実際の本とは誤差が出ることがあります。いちばんいいのは直接測ることです。


例えば持っているのが「ビジネス書(四六判ソフトカバーの単行本)とA5判で8割、残り2割が新書と文庫」な場合、本棚は最大でA5判が入ればいいことになります。
前後2列ではなく1列配置にしたい、かつ背表紙を手前に見せて普通に並べたいなら、奥行き(内寸)が14.8cm以上の本棚を選べば全てが収納できることになります。
なお実際に本を計測するとピッタリ14.8cmとは限らないので、ギリギリにしすぎないよう注意してくださいね。装丁の関係で数ミリ大きいことが結構あります。
もし「A5判は10冊もない、ほとんどが四六判。本棚はギリギリまで薄くしたい」ということであれば、四六判の12.7cmに合わせた本棚にし、A5判は本棚から手前に数cmはみ出てもよしとする、という考え方もあります。
はみ出しても大丈夫かどうかは設置場所や動線で考えてくださいね。

注意点は、しつこく書いていますが必ず本棚の内寸をチェックすることです。
外寸はあくまで本棚全体のサイズにすぎません。間違いやすいので気をつけてくださいね。

並べ方について。
書店やカフェで見かけるように、1冊ずつ表紙を見せて本をディスプレイする方法もあります。
同じスペースで収納できる本の量は減りますが、オシャレになりますし、手に取りやすいですよね。
その並べ方をする場合は最低限必要な奥行きが変わってきますし、かなり薄いつっぱりラックのようなものも選択肢に入ってきますよ。
棚がディスプレイ用になっている製品もありますので検索してみてくださいね。

文庫サイズの薄型本棚にしたいけれど大きな雑誌も少しは置きたい、そんなときも表紙を見せて並べれば大丈夫。本棚によっては手前に雑誌がずり落ちてしまうので、ファイルボックスに入れて一番下の段にするとか、落下防止のバーを使うとか、何らかの工夫をすればいいでしょう。
大きなものや重いものが落下しやすい並べ方は危険なのでやめておきましょう。

ここまで確認できたら、あとは希望するサイズや機能や素材などを考え合わせつつ実際の製品を比較検討です。つっぱり本棚、○○X○○cm、などで検索してみると色んな製品がヒットします。クチコミもチェックするといいですよ。棚板の強度や高さ調節の容易さ、天井への圧力が点か面かなども重要です。
わたしもこれからじっくりと細かいところを検討していこうと思っています。

 

 

 

まとめ

 

近年は大きな地震の影響もあり、大型家具を使わない人が増えているそうです。
タンスをやめて作り付けクローゼット。本棚もやめてなるべく作り付けか電子書籍
可能ならわたしもそうしたいのですが、紙の本がどうしても必要ですし、インテリア変更したいので動かせる本棚という結論になります。
つっぱり本棚という便利な製品の存在はありがたいです。

薄型で背の高い本棚が欲しくなったら、ぜひつっぱり式を検討してみてくださいね。
もっと読書ライフが充実しますよ。

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