本・文房具・PC・デスク・本棚・書斎は人生の味方

人生をスモールステップで向上させるコツとその環境を考えるブログ

入院中に、スマホ、タブレット、そしてノートPCで読書する場合

f:id:micamix:20180805193809p:plain

 最後はスマホタブレット、ノートPCで入院中の読書をする場合です。

といっても、わたしはスマホ電子書籍の読書をしたことがなくて(ネット上に公開されている小説は読んだことがあります)、タブレットも使っていないため大したことは書けないのですが、まずスマホは画面が小さすぎます。
それに通話やネット、音楽、映像、ゲームなど使い道が多岐にわたるため電池の減りも早くて長時間の読書には向いていないと思います。
さらにタブレットやノートPCの場合、病院内でどうしてもWiFi回線を確保する必要があります。
自前のモバイルルーターを契約済みなら別ですが。
電子書籍を読むためのアプリが必須な場合もあります。これはスマホも同様です。
あとは、やはり電子機器ですのでそれなりに気を使った扱いが必要になります。
当然ながら充電問題も発生しますし、これらの電池持ちも大抵は電子書籍リーダー(E-Inkタイプ)より落ちます。
ノートPCについては特に破損、水濡れ、盗難に一日中気を使わなくてはなりませんし、他のデバイスに比べて読書する体勢も限られてきます。
寝ながら片手で使えるか、という見地から読書目的としてはオススメしません。
わたしもかなりの長期入院になれば持ち込みますが、使用中でもワイヤーロックなどの盗難対策を厳重にしますし、読書用デバイスは必ず別にします。
また、これらはバックライトがLEDの液晶なのでE-Inkに比べて目が疲れやすいと感じます。
白黒のE-Ink液晶もLEDではありますが、わたしが知る限りの機種はバックライト方式ではありません。
目に向かって光が照射されていないほうが、電球を見つめ続けるような疲れ方にはなりにくいでしょう。
わたしはスマホの明度を限界まで落としつつブルーライトカットアプリも走らせていますが、それでもE-Ink液晶との差を明確に感じます。

しかしながら、これらが問題にならないならお好みのデバイスでいいでしょう。
どれも回線さえあれば電子書籍を買って読むことができる機材ですし、画像型の本をサクサク快適に読みたい人、どうしてもカラーで読みたい人にとってはタブレットが第一候補になるでしょう。
スマホは小さいので持ちやすいですし、病院の制約などでどうしても1つしか電子機器を持ち込めないなら最優先になってきますよね。

 

 

 

まとめ

ここまで、入院中に本を買って読むためのいろいろな方法を紹介してきました。
結論としては、入院時に読書するなら「紙の本とKindle3Gの併用。スマホとは用途を分ける」のがオススメです。

 

紙の本なら……

充電を一切気にする必要がない。
落としても壊れない。圧力で割れない。
電子機器よりも盗難されにくいので出したままで生活できる。トイレや検査などで部屋にいないときも気が楽。
ただし本を開いて持つ体勢がとれるのが条件。本と自分の状況によっては片手読書がキツイかも。
何を読んでいるのか知られたくなければカバーなどが必要。
本が多いとかさばる。


Kindle(3G)なら……

欲しい本を買うのも読むのもKindle(3G)だけで全てが可能という夢のデバイス
専用のネット回線が付属している。パケット代もかからない。
E-Inkタイプは電池が圧倒的に長持ち。
大量に本を入れても場所を取らない。
ただし落下、盗難には注意が必要。
WiFiに繋がないと購入できない電子書籍や、白黒の小さめ画面で読むのに向いていない電子書籍がある。

 

普段は紙の本優先のわたしですが、実際に入院してみるとベッド上で買って読むまでの全てが完結できて電池も長持ちするKindle(3G)が本当に欲しかったです。
そのときは家族に頼んで持ってきてもらった紙の本で何とかしたものの、入院期間が1ヶ月単位になったときは絶対にKindle(3G)だと感じましたね。
なお今後E-Inkタイプ電子書籍リーダーの新機種が出てきても、3GまたはLTE回線がついていて無料で通信できればメリットは同じです。WiFi機種は基本的に回線確保のひと手間がありますから利便性は少し落ちます。スマホテザリングを使う場合でもパケット代はかかりますし、体調によって2台の同時使用は負担になるかも。わたしが実際に持っているのはWiFi楽天Koboなのですが、入院すると知っていたら絶対にKIndleの3Gモデルにしていましたよ。

そんな感じで、バタバタとベッドを空けることが多い状況では紙の本、ゆっくり読書できるならKindle(3G)を使い分けるのがオススメです。
雑誌や漫画など画像主体の本については紙か事前に入れておくかWiFiで対応します。
大半がカラーの雑誌なら大きめ画面のタブレットですね。
本を両手で持つのがキツイときもKindle(3G)です。
勉強したいときは頭に入りやすいし自由に書き込める紙の本ですね。

 

 

あえて短くまとめず何回かに分けてここまで書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。なにか参考になることがあったら嬉しいです。うっかりミスがあったらすみません。デバイスを買う前、そして入院前には機能と環境についてしっかりチェックしてくださいね。

 

病院では、もちろん治療が最優先です。
ですが「入院中でも楽しみにしているあの本が手に入る」と思えるだけでも心の癒しになるのではないでしょうか。
もし入院することがあったら、状況にあわせた負担の少ない方法で快適な読書ライフを送ってくださいね。

 

複製・転載・無断使用禁止