本・文房具・PC・デスク・本棚・書斎は人生の味方

人生をスモールステップで向上させるコツとその環境を考えるブログ

「3年前の今月は何に興味があったんだっけ?」には日記より読書記録がオススメ!

f:id:micamix:20180815201643p:plain

こんにちは、ミカミです。

突然ですが読書記録(本の購入記録)、つけていますか?
わたしは8年目です。
昨日も地元の書店で3冊の本を購入したので記録しました。
今日も1冊、明日も2冊届くので数日分まとめてやってもいいんですが、新しい本を入手すると嬉しくていつもその都度書いてしまいます。
チョコチョコ記録するのはすっかり習慣として定着しているので特別なことをしている感覚はないのですが、この話をしたら「エッ?そんなめんどくさいことしてないわ~」と言われたのをふと思い出しまして。
今日は「読書記録、オススメですよ」という話題です。

 

 


日記、ブログ、ツイートには残っていない情報がある


わたしはかなりの記録魔です。
忘れっぽいのでメモ魔でもあります。
メモ、日記や手帳、体調記録、タスクリストや生活雑事のノート、ふせん、何でもノート、思考ノート、学習ノートなどなど、全部アナログで運用中です。
全てを上手に使いこなすところまでは至っていないのですが、試行錯誤しながら自分向きの方法を探っています。

ところが、大事だと思ったことは何でも記録しているつもりなのに、上記のメモ・ノート類から抜けている情報があります。
それは「インプットしたかったこと」についてです。

わたしたちが書くのは、基本的に脳から「アウトプットしたもの」です。
SNSなど他者の目があるところへ書く情報はTPOについて考えるひと手間があります。
公開しないプライベートな記録であれば、今度は大切なことや書きたいことが優先。
どうでもいいことや書き残したくないことには筆が進まないですよね。
たとえば何かが気になっていたけれど少し調べてもピンとこなかったので深掘りはしなかった、という情報までいちいち記録している人は少ないでしょう。
「アウトプットしたもの」には書くかどうかの選択がつきまとうんです。
家計簿のように機械的には書きにくい。

もし日記や手帳に学びたいことや興味のあることについてメモしても、それらは1冊あたり1年分程度しかありませんから、年をまたぐ用途には向いていません。
わたしは独立した「インプットしたいこと」リストを作ってみたこともありますが、あらゆる雑事の疑問リストと化してしまい、使い勝手がよくありませんでした。
重大な問題の対処法から下らない疑問までが1箇所に集まっていると、読み返しても役立てにくいんですよね。
パパッと書いている時は重要度での仕分けなどしていられませんし。
何か、自分の思考の記録をつけるもっとお手軽な方法はないものかな、と思っていました。

 

 


読書記録は「インプットしたかったこと」のリスト

 

わたしが読書記録をつけるようになったのは、大量に本を電子化することになってリストを作ったが始まりです。

2005年頃に「ガラクタ捨てれば自分が見える」(カレン・キングストン著)という片付け本に出会いました。
今でも片付け指南の原典のひとつとして高く評価されている本です。(その後、新版が出ています。なお風水についてはよく分からないので片付けパートしか読んでいませんが…)
読んでいる最中から物を片付けたくてウズウズしてくる内容で、わたしも早速始めました。
断捨離ブームより何年も前の話です。

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)

新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫)

 

 当時のわたしは、あまりに多い本と紙類の処理に頭を悩ませていました。
とにかく捨てて捨てて、捨てて…それでも処分できない本が千冊以上残っていたんです。
思い出のあるものが多くてどうにも思いきれなかったんですよね。

その頃、一般家庭向けのドキュメントスキャナーが出てきました。
FAXのような形状で、紙を自動で送りつつスキャンしていく機械です。
当時はコクヨのキャミナックスという機種と、PFU富士通)のScanSnapとその前の機種あたりがメジャーだったと思います。
キャノンの機種が当時あったのかは…はっきり覚えていません。
とにかくこれはいい!と思いレンタルで2機種ほど使ってみました。
大量の紙類と少量の本を電子化し、いけると分かったのでその後ScanSnapを購入して本も大量に電子化しました。
少しずつやって数年かかりましたが、おかげで本棚に広い空間ができたときの嬉しさといったら。

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

富士通 ScanSnap iX500 (A4/両面)

 

 さて、電子化するにあたっては本のリストが欲しくなりました。
バラしてスキャン後は処分するので実物がなく、PCを起動しないと蔵書がわかりません。
うっかり消えてしまったときには痕跡が一切なくなってしまいます。
そこでノートにタイトルを書き残すようになりました。
ところが、電子化した本、単に捨てた本、電子化せず紙で持ったままの本、電子化したけどやっぱり紙でも持っていたくなって再度買った本などがゴチャゴチャになってきたんです。

そこで、買ったときに本のタイトルを記録する方法に変えて一元化しました。
「買った年/月/書名」しかないシンプルな記録です。
雑誌、漫画、楽しみのための本も入っているので毎月かなりの量になりますが、書名だけなので簡単。
「2018年8月/本1、本2、本3…」という書き方です。
それを3年くらい続けてみると、読書記録には思わぬ利点があると気がつきました。

その当時「インプットしたかったこと」がひと目で分かるんです。

実際に「インプットしたこと」ではないのがミソです。
興味や必要性があって手を出したものの記録です。
見返すと、読んでみたけれどピンとこなかったのでそこで諦めたもの、これはいいと食いついて役立てたもの、やろうと思いながら今でも放置しているものなどがよく分かります。
5年目になると思考が進んでいるのが見えるようになってきました。
「あの頃は本当の問題がこれだと思っていたけれど、それは入口にすぎなかった。下に隠れていた本質的な問題はこれだと気付いてあの本に移り、理解してからは次の段階のあっちへ進んだんだな~」という成長が分かるんです。

また、無意識にずっと追いかけているテーマも自然と浮かび上がってきますし、気付かなかった意外な本音が見えることも。
逆に何度もトライするけど上手くいっていないことも把握できますし、日記に書き残した言葉よりも当時の心の動きが流れとして分かりやすい。
しかも長期的に追いかけることができます。
それと精神または物理的にきつい期間の読書記録には、やはり心情が丸ごと反映されていますね。
そういう時は日記も白紙で、サボりだったのか辛かったのかそれだけでは判断つかないことが多いのですが、読書記録を見れば察せられます。

 

この読書記録のいいところは、買った本と借りた本の書名をメモするだけなので作業が簡単なこと。
著者、出版社、感想などを書き出すとキリがないので、わたしはあえて書名だけにしています。
細かい情報についてはAmazonなどでいつでも調べることができますから。
…あ、でも最近は価格もメモするようになりました。
電子書籍だとセールなどで価格変動があるので、ついでに書いています。
後から見ると「あの本はこんなに安かったのに物凄く面白かった」と嬉しくなったりしますから。
また「これは!」と思ったWeb上の記事についてはタイトルと著者名を簡単にメモすることもあります。
noteの有料記事など読み物の新しい形式が色々と出てきたので、メディアを混同しないように何らかの印はつけていますが、書く作業が複雑化しないように気をつけています。

ともかく、作業は単純にするのがオススメです。
忙しくても書名だけなら機械的につるっと書けますよ。

 

 


まとめ

 

こんな感じで書名を記録するだけの単純作業なのに、1年、3年、5年と経過してくると自分だけのお役立ち資料が育ちます。
考えずに書けるので、労力に対して得るものが多いですよ。

ちなみに、3年前の今月わたしが買った本の記録をみると「農家さんと彼らの料理への憧れ」「毎日のモチベーションが上がらない悩み」「社会類型論」などのテーマがうかがえます。
とれたての美味しい夏野菜を食べて、農家さんへの憧れが盛り上がっていたんですね…単純なわたし。
ところが翌月になるとラインナップはガラッと変わり困難に対処するための本が多くなります。
その頃の記憶は薄れていても、モチベーションに関する悩みは相当深かったんだなと結果的に分かります。
なおその後、一定の認識に至ったので今ではあまりモチベーションの本を買わなくなりましたが、そんな流れも読書記録があれば自覚することができます。

 

わたしの読書記録は現時点で8年数ヶ月目。
10年20年と、これからも淡々と積み上げていくつもりです。
とにかく楽なので生涯このままのシンプルな方法で続けていくでしょう。
今日の記録が未来でどんな価値を持つのか楽しみです。

あなたも読書記録をはじめてみませんか?
簡単ですが、きっと貴重な資料になりますよ!

入院中に、スマホ、タブレット、そしてノートPCで読書する場合

f:id:micamix:20180805193809p:plain

 最後はスマホタブレット、ノートPCで入院中の読書をする場合です。

といっても、わたしはスマホ電子書籍の読書をしたことがなくて(ネット上に公開されている小説は読んだことがあります)、タブレットも使っていないため大したことは書けないのですが、まずスマホは画面が小さすぎます。
それに通話やネット、音楽、映像、ゲームなど使い道が多岐にわたるため電池の減りも早くて長時間の読書には向いていないと思います。
さらにタブレットやノートPCの場合、病院内でどうしてもWiFi回線を確保する必要があります。
自前のモバイルルーターを契約済みなら別ですが。
電子書籍を読むためのアプリが必須な場合もあります。これはスマホも同様です。
あとは、やはり電子機器ですのでそれなりに気を使った扱いが必要になります。
当然ながら充電問題も発生しますし、これらの電池持ちも大抵は電子書籍リーダー(E-Inkタイプ)より落ちます。
ノートPCについては特に破損、水濡れ、盗難に一日中気を使わなくてはなりませんし、他のデバイスに比べて読書する体勢も限られてきます。
寝ながら片手で使えるか、という見地から読書目的としてはオススメしません。
わたしもかなりの長期入院になれば持ち込みますが、使用中でもワイヤーロックなどの盗難対策を厳重にしますし、読書用デバイスは必ず別にします。
また、これらはバックライトがLEDの液晶なのでE-Inkに比べて目が疲れやすいと感じます。
白黒のE-Ink液晶もLEDではありますが、わたしが知る限りの機種はバックライト方式ではありません。
目に向かって光が照射されていないほうが、電球を見つめ続けるような疲れ方にはなりにくいでしょう。
わたしはスマホの明度を限界まで落としつつブルーライトカットアプリも走らせていますが、それでもE-Ink液晶との差を明確に感じます。

しかしながら、これらが問題にならないならお好みのデバイスでいいでしょう。
どれも回線さえあれば電子書籍を買って読むことができる機材ですし、画像型の本をサクサク快適に読みたい人、どうしてもカラーで読みたい人にとってはタブレットが第一候補になるでしょう。
スマホは小さいので持ちやすいですし、病院の制約などでどうしても1つしか電子機器を持ち込めないなら最優先になってきますよね。

 

 

 

まとめ

ここまで、入院中に本を買って読むためのいろいろな方法を紹介してきました。
結論としては、入院時に読書するなら「紙の本とKindle3Gの併用。スマホとは用途を分ける」のがオススメです。

 

紙の本なら……

充電を一切気にする必要がない。
落としても壊れない。圧力で割れない。
電子機器よりも盗難されにくいので出したままで生活できる。トイレや検査などで部屋にいないときも気が楽。
ただし本を開いて持つ体勢がとれるのが条件。本と自分の状況によっては片手読書がキツイかも。
何を読んでいるのか知られたくなければカバーなどが必要。
本が多いとかさばる。


Kindle(3G)なら……

欲しい本を買うのも読むのもKindle(3G)だけで全てが可能という夢のデバイス
専用のネット回線が付属している。パケット代もかからない。
E-Inkタイプは電池が圧倒的に長持ち。
大量に本を入れても場所を取らない。
ただし落下、盗難には注意が必要。
WiFiに繋がないと購入できない電子書籍や、白黒の小さめ画面で読むのに向いていない電子書籍がある。

 

普段は紙の本優先のわたしですが、実際に入院してみるとベッド上で買って読むまでの全てが完結できて電池も長持ちするKindle(3G)が本当に欲しかったです。
そのときは家族に頼んで持ってきてもらった紙の本で何とかしたものの、入院期間が1ヶ月単位になったときは絶対にKindle(3G)だと感じましたね。
なお今後E-Inkタイプ電子書籍リーダーの新機種が出てきても、3GまたはLTE回線がついていて無料で通信できればメリットは同じです。WiFi機種は基本的に回線確保のひと手間がありますから利便性は少し落ちます。スマホテザリングを使う場合でもパケット代はかかりますし、体調によって2台の同時使用は負担になるかも。わたしが実際に持っているのはWiFi楽天Koboなのですが、入院すると知っていたら絶対にKIndleの3Gモデルにしていましたよ。

そんな感じで、バタバタとベッドを空けることが多い状況では紙の本、ゆっくり読書できるならKindle(3G)を使い分けるのがオススメです。
雑誌や漫画など画像主体の本については紙か事前に入れておくかWiFiで対応します。
大半がカラーの雑誌なら大きめ画面のタブレットですね。
本を両手で持つのがキツイときもKindle(3G)です。
勉強したいときは頭に入りやすいし自由に書き込める紙の本ですね。

 

 

あえて短くまとめず何回かに分けてここまで書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。なにか参考になることがあったら嬉しいです。うっかりミスがあったらすみません。デバイスを買う前、そして入院前には機能と環境についてしっかりチェックしてくださいね。

 

病院では、もちろん治療が最優先です。
ですが「入院中でも楽しみにしているあの本が手に入る」と思えるだけでも心の癒しになるのではないでしょうか。
もし入院することがあったら、状況にあわせた負担の少ない方法で快適な読書ライフを送ってくださいね。

 

入院中に、Kindleなど白黒表示(E-Ink、電子ペーパー)方式の電子書籍リーダーで読書する場合

 

f:id:micamix:20180805182010p:plain今回は電子書籍リーダー、それもAmazonKindle楽天Koboなどの白黒表示(E-Ink、電子ペーパー)機種を使う場合のメリットとデメリットについてです。

 
まずは電子書籍全体の基礎知識。
電子書籍は、ご存知のとおり本が電子データになっているので様々な機材で読むことが可能です。
大きく分けて3種類のデバイスが対応しています。
1つ目はAmazonKindle楽天Koboなどの、E-Ink(電子ペーパー)という白黒表示システムを採用した電子書籍専用リーダー。
2つ目はカラー液晶のタブレット類とスマホ
3つ目はWindowsMacなどのパソコンです。持ち運び可能なノート型を想定しています。

 


電子書籍リーダーのメリットとデメリット

 

電子書籍リーダーのメリット】

ネット環境があればすぐに書籍が購入できる。
リーダーがネットに接続していればいつでも書籍が購入できます。
これは大きなメリットです。
書店へ行ったり配送してもらう必要がありません。
3GモデルとWiFiモデルがありますが、3Gモデルなら回線確保を気にせずあとは決済手段さえあればどこにいても本が買えます(電波が届く場所なら)。
Amazonの3Gモデルなら、パケット代もかかりません。
WiFiモデルでも病院内でWiFiが使える場所へ行けばOKです。
またはスマホテザリング機能を使えばWiFiモデルでもベッド上でネットに繋げます。

他のデバイスよりも目に優しい。
E-Ink方式は、電子書籍を読む方法のなかでは比較的目に優しい方法だといわれています。
わたしも実際に使っていますが、スマホより遥かに楽だと感じます。
目に向かって直接画面が光るわけではないのがよいのかもしれません。
表示を調整することができるので、光量を加減したり、文字を大きくしたりも可能です。

本を沢山入れることができる。
データなので何百冊入れてもかさばるということがありません。
狭い病室では大きなメリットですし、別の本に替える作業も楽。

紙の本よりも読む体勢が楽。
人によるかもしれませんが、寝ながらや片手で読むなら紙の本よりこちらの方が楽だと思います。
めくる作業が指をスライドさせる動作になるのも大きい。
電子書籍リーダーの背面にバンカーリングを接着すれば、さらに落下を防止することができます。

本が人目に触れない。
裏表紙がないのでいま何を読んでいるか他人には全くわかりません。
何冊持ち込んでいるかをうかがい知ることはできません。
たとえば漫画数百冊をリアルに積み上げるとインパクトがありますからね。

電池が長持ち。
他の電子機器と比較しても圧倒的に電池が長持ちします。
これはE-Inkの消費電力が低いから。
使ってみると分かりますが、本当に全然違います。
一応無駄な電力を使わないために、通信の必要がないときはネット回線をオフにしておくのも忘れずに。

消灯後でも使える。
どこの病院でも21時頃になると消灯され、紙の本を読むには個別のベッド用ライトをつけるしかありません。
でも同室の患者さんに眩しいことがあるので気を使います。
何らかの光源がある電子機器であれば、小さな光で読書が可能です。

 

【デメリット】

破損の心配。
電子機器ですので落下や圧力、水濡れなどには気をつける必要があります。
暗闇の中で慣れないベッドに不自由な体勢で横たわり読書していたら眠ってしまい、朝起きたらお尻の下で液晶が割れていた、という失敗談をきいたことがあります。
ある程度は専用カバーを使うことでフォローできます。

盗難に注意。
個人情報と紐付けされた電子機器なので盗難の心配はしたほうがいいでしょう。
ベッドを離れるときは貴重品ボックスに入れましょう。

充電の必要がある。
病院によってはコンセント使用が不可だったり有料なことがありますし、延長コードが使えなかったりすると充電を自力でするのが困難な場合もあります。
もちろん充電するためのコードなども必要になります。

小さめの白黒液晶表示で、スペックも低めである。
カラーの本、雑誌、漫画などはデータ量が多いためダウンロードにWiFiが必要になることが多いです。
カラーの本だと白黒液晶では見づらくなる可能性があります。
データ量が多いものは、電子書籍リーダーのスペックによっては動作が遅くなることがあります。
文字だけの本であっても、1ページ全体が1枚の画像としてデータ化されていることがたまにあます。
その場合は文字だけを自由に拡大することができず、常に画像全体を拡大するような読み方になってしまうことも。これは他のデバイスでも共通する問題です。
それが雑誌や大型の本だったりすると、液晶サイズとの差が大きいほど読みづらいです。
基本的にわたしは、雑誌など大型画像のものやデータ量の多いものを電子書籍では買いません。デスクトップPCの大型液晶モニタで読む前提のものや、電子書籍でしか発売されていないものなど、理由があれば別ですが。

 

 

このように、紙の本とはメリットとデメリットが全然違いますね。

入院中の読書を紙の本でするメリットとデメリット

入院中に読書をするなら、紙の本か電子書籍のどちらがいいのでしょうか?
今回は紙の本のメリットとデメリットについて整理してみます。

f:id:micamix:20180805180328p:plain

まず最初は紙の本についてです。ネットやゲーム、電子書籍がなかった時代は本・TV・ラジオが入院時の暇つぶし方法としては王道だったようです。
なかでも本は、入院のお供として最も歴史が長いメディアです。


【紙の本を入手するルート】

家族や友人に買ってきてもらうか、自分がネット通販したものを運んでもらう。
これはオーソドックスな方法です。
ただし相手の都合や在庫によってはうまくいかないことも。
人に見られたくない本(悩み事についての本など)の場合は、ネット通販したものを包装ごと運んでもらうなど工夫が必要です。ブックカバーも必要になるかもしれません。

自分が病院内の店に行って買う。
入院したところに書店やコンビニが入っていれば、そこで販売しているものを買えます。
そこにない本を取り寄せが可能かどうかは店によります。

自分がネット通販したものを病院内の自分宛てで受け取る。
通販の受け取り場所を病院にできるかどうかは、通販業者と病院に確認してください。
OKが出たら、病院の住所と「○○病院○○科○○病棟○○号室」など、通販の配達先をどう書けばいいのかも聞いてから注文しましょう。

自分がネット通販したものを病院内のコンビニで受け取る。
たとえばスマホを使ってAmazonで買ったものを病院内のローソンで受け取る、という方法です。
本だけではなく、入院に必要な生活用品までこの方法で通販している人を見たことがあります。
通販業者によっては病院内にあるコンビニチェーンに対応していないことがあるので、必ず確認してから注文してください。大手チェーンでも提携していなくてNGなことがあります。
なお受け取り時に、本人確認のため身分証明書を求められる可能性があります。
また通販での買い物は、双方の業者が対応していれば病院内のコンビニでの現金決済可能です。
店によってはAmazonギフトカードなどネットショッピング用プリペイドカードも買えて便利。

 

【入院先における、紙の本のメリット】

充電する必要がない。
電源を使うと時間あたりの料金がかかる病院もありますし、電源が遠くて使いにくいのに延長コード使用不可というところもあります。
そもそも電子機器でなければ電源問題はありません。

落としても壊れない。
狭いベッドでの入院生活では、物品の落下が起きやすいです。
読書しながら寝てしまい、気がついたら床の上に…ということも。
破損の心配がないのは気が楽です。

盗難されにくい。
本は電子機器ではないので転売しても価値が低く、盗難のターゲットにされにくいです。
入院時に看護師さんが「病院に入り込む泥棒はお財布と、換金目的でノートPCなどの電子機器を狙っている」と教えてくれました。
病院での盗難はよくあるようで、電子機器は常に鍵つきの貴重品ボックスに入れておくか、持ち歩く必要があります。
その点、紙の本はビクビクする必要がありません。特別な本でなければ盗まれても価格は知れてますし。
読書の最中にいきなり検査に呼ばれたりトイレに行きたくなったとき、毎回ガチャガチャと貴重品ボックスを開閉せずにすみます。

 

【紙の本のデメリット】

体勢の問題。
開いて読む体勢を維持できるかどうか?片手で読むのも楽ではありません。
大きな本、重い本になると寝ながら読むのがきついことも。

かさばる。
沢山読みたい場合、次から次へと本が積み上がってしまうので物理的に場所をとります。

他人の目に触れる。
何を読んでいるかあまり知られたくないとき、カバーをつけたりちょっとした工夫が必要になります。
たとえば病気や病院に関する本や悩み事の本などは、看護師さんに見られたら気をつかわせてしまいそうな感じもしますよね。

 

次は電子書籍の場合です。

ベッドの上でも読書がしたい!暇つぶししたい!入院してわかった病棟での読書方法

 

こんにちは、ミカミです。
今回から何記事かに分けて、入院中に読書がしたいときどんな方法を選べばいいの?という疑問を考えていきます。

f:id:micamix:20180805174426j:plain

わたしは今まで何度かの入院と手術を経験してきました。
そのなかで、治療の次に大切だなぁと感じたのはストレスへの対処でした。
病気や怪我の苦痛はもちろん、長時間ベッドから離れられないとグルグルと考えこんでしまったり。
騒音などで入院環境がよくないことも。
わたしの場合は身内の言葉に深く落ち込んだり、自己嫌悪に苛まれたりもしました。
そんなとき、自分の気をそらすことができる読書にはかなり助けられました。

入院中にベッドの上でもできる気晴らしの方法はいろいろあります。
ネット、TV、映像、音楽、ラジオ、勉強、何かを書いたり作る、そして読書など。

わたしが長期入院で実際にやったのはラジオ、ネット、読書の3つでした。
手術後など身体がいちばんつらいときは目を開けているのもきつくて、FMラジオをイヤホンで聴いて苦痛から気をそらすだけで精一杯。
普段はほとんどラジオに縁がないのですが、目を閉じて横たわっていても自動的に聴こえてくる、というメディアの存在には本当に助けられました。ラジオならニュースも流れるし音楽が延々とリピートすることもないので飽きにくいし、消費電力が少なくて電池も長持ち。
そこから段々と回復するにつれスマホを見られるようになり、やがて本が読めるように。
まあ本といっても最初は漫画くらいが限界で、長文を読めるようになったのはかなり身体が楽になってからでした。

余談ですが備え付けのTVはベッドの横にあるので、どこの病院でも角度的に見づらかったです。
患部の場所によってはTV側に身体を向けられないこともあります。最近だとアーム式のTVを好きな角度に持ってこられる病院もあるのかも知れませんが。
それにTVは大半の病院で有料だと思います。差額ベッド代を支払って個室にした場合は別として。
全室でTV・WiFi・冷蔵庫・電源が無料で使い放題だったり、病院内にコンビニだけでなく書店などもあるという夢のような病院の話もきいたことがありますが、まだまだ少数派ですし入院するときにそれを決め手にすることもなかなかないですよね。


このように、入院中の暇つぶしはどの方法がよいというわけではなくて、身体の状態によっていくつか選べるようにしておくのがいいですよ。
そのなかで今回は、読書をしたい場合についてまとめてみます。

 

チェックすべき点は以下の項目です。
・入院中にどうやって本を買うのか
・読書する体勢
・充電環境
・盗難問題


では、それぞれの読書方法についてのメリットとデメリットをみてきましょう。

 

 

 

自力で書店に行けない!入院中に本を買う方法は?

 

突然の入院!暇つぶしにベッドで読書がしたいけど、病院から出られない…。
そんなとき、病院にいる自分がどうやって本を入手するか?
まずはそのルートをリストアップしてみました。


【家族や友人に頼む】

家族や友人に書店で買ってきてもらう
自分でスマホからネット通販し、家に届いたものを持ってきてもらう

 

【病院内の店で買う】

もし病院に書店が併設されていれば普通に買える
コンビニで販売している本を直接買う(取り寄せは対応していないことが多いもよう)
ネット通販の受け取りを病院にする(可能かどうかは病院に相談のこと)
ネット通販で注文した本を病院内のコンビニで受け取る(受け取り指定ができないコンビニもあるので要確認)
※なお書店やコンビニがない病院もあるので注意

 

電子書籍の場合】(注文&読むためのデバイス&ネット回線が必要)

ネットで電子書籍を注文し、ダウンロードして読む

 

【その他】

院内に無料で読める新聞や雑誌、本などが置いてあることも
小さな図書室をもつ病院もある

 

 

では、紙の本と電子書籍の場合に分けてにみていきます。

外付けHDDを買おうと思っていたら、たまたま出ていた雑誌が最高だったという話

 


PC用の外付けHDDが欲しいけれど、調べるのが面倒…

 

 こんにちは、ミカミです。

酷暑が続いていますね。わたしも夏バテ気味で、睡眠は乱れるし日中はヘロヘロしているしで元気がありません。深夜はクーラーを消すので暑いのに、なぜか睡眠中に寒気がしてガタガタ震えながら布団をかぶったりして意味不明です。自律神経?とやらが乱れているんでしょうか…。

それでも人間は一応自発的に暑さをコントロールできますが、PCだとそうはいきません。うまく冷却できないと異常動作したり壊れたり。毎年夏になると、あー熱暴走したら危ないから外付けHDDに非常用のバックアップをしておかなきゃ…と思い出します。

しかし手持ちの1台目はデータで一杯になってしまってバックアップに使えないので、2台目が欲しくなって…早数年。理由は、選ぶのが億劫でつい……。わたしが1台目を買ったのは何年も前で、今ではなぜその機種を選んだのかも忘れてしまいました。あまりメカに強くないので、また最新の技術進歩に合わせて選び方を調べるのも面倒だなと思っていました。必要なのは分かっていても、何かキッカケがあったらそのうちという感じで。

 

 


書店で「日経PC21(2018年8月号)」を発見

f:id:micamix:20180805173306p:plainそんなこんなで今年も暑くなってきたある日、涼みに入った書店でドーンと平積みになっていた雑誌がありました。表紙には「外付けHDDで悩み全解決」の文字。それが「日経PC21(2018年8月号)」。中身を確認すると外付けHDDの使い方だけでなく、選び方も詳しく書いてあるようだったので早速買って帰りました。

 

 


外付けHDDについて39ページの特集が!

 

自宅であらためて開いてみると、なんと外付けHDD特集だけで39ページものボリューム。
最初は購入についての情報で、選び方、速度テスト、価格別オススメ機種、新端子「サンダーボルト3」のSSDの紹介など。
次は設定。置き方からパーティションの切り方、処分時の個人情報抹消方法などが軽く出ています。
その後は実際の便利な使い方がたくさん出ています。原始的な使い方しかしてこなかったわたしには、こんなことが出来るんだ!と驚くような内容もありました。新しく外付けHDDを購入したときにどういうフォルダー構成にすればよいかの提案があったり、わたしには役立つ情報がてんこ盛りでした。

次の特集もよかった。PCやスマホのセキュリティ特集が24ページ。その次はドライブレコーダーの買い方と使い方が12ページ。その後も色々な記事が続きます。分厚い雑誌というわけでもないのに、価値ある情報の量が多いと感じました。最近、広告ばかりがやたらと多い雑誌(ファッション誌とかカルチャー誌)を見ていたところだったのでなおさらです。

 

 

 

付録もお役立ち

 

全くノーマークだったんですが、別冊の付録もよかった。PCの周辺機器180製品の比較冊子です。まずUSBメモリの選び方と、32GBでUSB3.0/3.1対応の機種56製品についての読み書き速度比較です。次はSDカードの選び方。64GBでクラス10のSD/microSDカード20製品の比較。外付けHDDについての情報が付録にも入っていましたが、本誌とは別の内容になっていました。そのほかはCDやDVD、ドライブ類、WiFiルーター、プリンター、マウス、キーボード、イヤホンなどとにかく情報が山盛りでした。一般的なPC周辺機器はほとんど網羅しているのではないかと思います。単なる比較だけではなく、選ぶときにチェックすべきポイントがわかるのでとても使える付録でした。

 

 


まとめ

 

この雑誌のおかげで失敗しない外付けHDDの選び方もわかりましたし、製品リストもあるので買いやすくなりました。他の便利な周辺機器も同様です。あとは実際に価格comやAmazonで価格比較しつつクチコミを見ればいつでも買えます。ありがたい。

この「日経PC21(2018年8月号)」は、たった780円(税込)でこれだけの密度なら、凄く売れたんじゃないでしょうか。そもそも書店では平積みでしたし、いつも目に付くところに並んでいるので普段から人気雑誌なんでしょうね。わたしは年に何度か必要な情報があるときに買う程度でしたけど、恥ずかしながらあまりポテンシャルの高さを認識していなかったです。でもPCユーザーの役に立つ情報を提供したい、というコンセプトがブレない雑誌だとは何となく感じていました。いつも限界まで実際のカラー画像で見せてくれて、文字は必要な分だけ、というのも直感的に理解しやすくて助かります。ぜひこのまま進んでいってほしいです。

というわけで、もしいま外付けHDDや周辺機器を検討中で、あまりメカに詳しくない人にはこの号をオススメします。
わたしはすっかりこの雑誌のファンになりました。また買います。

 

 

酷暑!極寒と大雪!花粉!無駄な体力を使わないために理想の移住生活を妄想してみた

f:id:micamix:20180806140256p:plain

こんにちは、ミカミです。

今年は本当にひどい暑さが続いていて、夏の高校野球が大丈夫なのか心配なくらい。熱中症には気をつけたいものです。

暑さだけでなく、寒さや大雪のニュースも世界中で年々酷くなっている気がします。昔はこんなんじゃなかったですよね。やっぱり温暖化?それとも太陽活動の変化?大都市はヒートアイランドの問題もありますし、もう何が何やらです。日本はそこへ花粉という大問題もあって、四季折々に何かしらキツイ地域がある、という状況になっています。

…そこにいるだけで無駄に奪われる体力を、もっと有意義なことに回せたらいいのに。今回は、そんな風に思っているわたしが、季節によって移動する理想の生活を妄想してみました。

 

 


季節によって移動するという生活


季節ごとにいちばん過ごしやすい地域へ移動するというライフスタイルは、昔からお金持ちが実践しています。避暑地はまさにそれですよね。今夏のニュースだと酷暑の頃に北海道の釧路へ滞在する人が増えているらしいです。とても涼しいらしくて。余裕のある年金生活のご夫婦がメインの客層だとか。まさに悠々自適な暮らしで羨ましいところです。

わたしはあまり身体が丈夫な方ではないので、気候の影響は大きいです。体力を無駄に奪われない環境で暮らせたらどれだけいいか、いつも夢見ています。

とにかくまず避けたいのは暑さ、寒さ、花粉です。できれば梅雨のジメジメや日照時間の少なさ、食事情の悪さ、買い物や医療の不便さも回避したいところ。そこで今回は北海道、東京、大阪、高知、福岡、沖縄あたりの市街地をイメージして考えてみようと思います。

 

 


四季ごとに考える理想の滞在地域


夏は北海道(札幌)でしょう。本州の高原も悪くはないのですが、山は基本的に不便。平地で涼しいとなれば北海道です。利便性を考えると札幌でしょうね。国際便も飛んでいる千歳空港が近いのでどこへ行くにも楽。あちこちへ活発に飛び回りたいとき、友人を呼びたいときにもいいでしょう。

秋は東京かな…。花粉も春ほど酷くないですし、台風さえ終われば秋晴れが続きます。芸術の秋くらいは東京に集まる催し物をエンジョイしたいところです。大阪もいいですね。年によって変えても楽しい。

冬は暖かいところがいいので、高知、福岡、沖縄が候補。晴天が多いのは高知なのかな?福岡は日本海側の気候になるので曇天が多いとか。沖縄も少し天気が悪いみたいですね。ただ気温が高知と沖縄では違うので、温暖さを優先するなら沖縄かなとも思います。文化が全然違うので刺激的ですしね。

春。これが案外決めにくい。花粉の問題があるからです。沖縄はオールマイティで、あとはどこでも何かしらの花粉が多いようですね。北海道もシラカバ花粉が6月頃に飛ぶみたいで、花粉全般を避けたいとなるとどうしても沖縄や島になってしまいそう。ただし、沖縄方面だと5月中旬に始まる梅雨がセットになってしまいます。うーん。その頃だけ海外へ出られたらいいんですけど、近場の東南アジアだと梅雨どころか雨季がセットでしょうし。その頃だけオーストラリアなんて贅沢ができたら理想ですが…南半球は秋ですしね。まあ、国内ならやっぱり沖縄で梅雨に耐えることになりそう。

なお瀬戸内海周辺にも憧れを持っているんですが、冬の気温や花粉はどうなんでしょうか。良さそうなら候補に入れたいところ。東北も素敵なところが沢山あるものの、夏に北海道、冬に沖縄へ行ってしまうと中間地点は候補が多くて悩ましいですね。新潟、名古屋、京都そのほかも同様です。

 

 


まとめ


もしここまでの妄想が実現したら、夏は涼しい北海道でジンギスカンと海鮮三昧。秋は東京で美術展やら舞台やら演奏会やら勉強会やらのイベント三昧。冬は沖縄でのんびりしながら身体に良い地元の薬草をたっぷり使った料理を堪能。春は沖縄か、その時々で行きたいところへ移動…と、そんなライフスタイルになります。ああ、いいなあ。

根なし草になっても困るので、この場合は札幌・東京(首都圏)・沖縄のどれかに拠点を構えますね。不在時に貸し出すことで移動先の滞在費の足しにもなりますし。沖縄は夏、北海道は夏と冬が観光のハイシーズンなので、北海道に夏滞在するならいい貸し出しタイミングがどちらにもあります。不動産事情次第かな。でもまあ、もし医療が必要になった場合を考えると、病院の選択肢と真冬の通院事情で東京(首都圏)になりますね。

今後、ネットで仕事や勉強ができる環境がどんどん整備されてくれば、会社や学校に入ったまま季節によって住む場所を変える人が増えてくるでしょう。もし住みよい地域へ随時移動するライフスタイルが一般的になってくれば、不動産の価値基準も今とは少し違うものになるはず。現時点でも人口減少で空き家が増加していますし、格安航空券もあります。例えば気候アドバンテージがある地域の空港近くで、地域の特色を充分に味わえつつ生活の利便性が高い立地の物件が、地元同士だけでなく他の都道府県間で比較されるようなことも起きてくるでしょうね。

お金持ち、リタイア組、そしてノマドワーカー達がもうとっくに始めているライフスタイル。わたしもいつかそんな暮らしの仲間入りできたらいいなあ…。

複製・転載・無断使用禁止