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あると便利な小さめデスク。自宅のデスクワークに使える最小サイズの目安とは

 

ついついダイニングテーブルで作業していませんか?

 

自宅でするデスクワークは案外たくさんあります。
書類や郵便物、PCを使う、電卓を使う、読書、勉強、日誌やノートを書く、調べ物をする…などなど。
それらをついついダイニングテーブルやちゃぶ台でやっていませんか?
場所を取るデスクを買うよりも、そこで作業すればいいやと思っていませんか?
わたしはあまりオススメしません。
ダイニングテーブルは飲食をする場所。つまり飲食物を書類やPCにこぼしてしまう心配が常にあります。とくにPCが濡れて故障した場合には高額な修理費を払うことになりかねません。だからといって使うときだけPCを持ってくるのも手間です。滅多に使わないならともかく、毎日PCを使うなら定位置がほしいところ。
また、やりかけの書類があっても食事時に動かして順番がわからなくなってしまったり。そもそも、やりかけのものをどこへ置くのかも問題になります。

したがって、やはり小さくても作業用のデスクがあるといいでしょう。
今回はデスクワークができる最低限のサイズについて考えます。

 

 


ノートPC、本、ノート、書類から最小のデスクサイズを考える

 

作業用デスクがほしいけど、横幅120X奥行き60cmみたいな標準サイズは大きすぎる。もっと小さいのでいい。かといって小さすぎて飲み物くらいしか載せられないのでは困る。
そんなとき、どうやって必要最低限のサイズを決めればいいのでしょうか?


自宅での標準的なデスクワークに必要な最低限のサイズを考えるには、使うものの大きさを知る必要があります。

以下をごらんください。

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【基本サイズ】
A4………21.0×29.7cm/書類、ノート、雑誌など
B5………18.2×25.7cm/ノート、雑誌など
A5………14.8×21.0cm/書籍など
四六判…12.7×18.8cm/ビジネス書の一般的なサイズ
(新書、文庫などの書籍は四六判より小さい)

参考サイズ(著者=ミカミが使っている私物のサイズです)
ノートPC………31.0×22.5cm/13.3インチモデルの目安に
マウスパッド…17.0×22.0cm/マウス置き場の目安に


一般的な作業に使うものはこんな感じです。だいたいの感覚はつかめたでしょうか?
雑誌やパンフレットを読むことを考えると、A4見開きが最低条件になります。
ノートPCとマウスパッドはわたしが使っているものを目安にしていますので注意してくださいね。

 

 


デスクに必要な横幅は体格によって違う

 

さて、最初はデスクの横幅をどうするかです。これは使用アイテムのサイズ以前に、使う人の体格が大きく関わってきます。

デスクチェア(一般的なオフィス用チェアタイプ)に座ってデスクを使いたい場合に必要だと思う横幅について身近な数人にきいてみたところ、男女共に「標準体型なら横幅70cm程度が最低ラインだろう」というコメントでした。
60cmのデスクで標準的なサイズのデスクチェアを使った場合、かなりの確率でデスク脚がぶつかります。このサイズは子供やとても細身の女性が小さなチェア(スツールなど)で使うくらいが限界ではないでしょうか。
70cmでもギリギリ感があります。チェアとデスク脚がぶつからないよう、それぞれの形状には気をつけたほうがいいでしょう。
90cm以上になるとチェアが引っ掛かる心配はかなりなくなりますが、上に書いたようにデスクに必要な横幅は使う人の体型とチェアによって流動的なので、今回は限界値との声が多かった70cmということにします。

 

 


デスクの奥行きをどうするか

 

標準的なデスクサイズは横幅120X奥行き60cmです。学習机に多いですね。
デスクの奥行きは色々ありますが、そこまで気にしている人は案外少ないのでしょうか。わたしが身近な人々に各自が使用しているデスクの奥行きをたずねても、即答した人はいませんでした。
今回は作業ができる最小サイズを探す記事なので、標準(60cm)の半分である30cmと、そこから標準との中間をとった45cmで検討することにします。


では実際のデスクサイズでシミュレートしてみましょう。横幅は70cmです。
奥行き30cmと45cmのどちらがいいのか?
まずは30cmの場合を見てください。

 

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このように奥行き30cmだと13.3インチのノートPCは載りますが、A4は縦がキツキツで、たとえばノートの下部に書き込みたいときも上にズラすことはできません。この奥行きだと壁につけてデスクを設置した場合は奥がつかえるので液晶画面の角度に制約が出たり、手前にズラして角度分のスペースを取ることでキーボード部分がデスクからはみ出て使いにくくなる可能性もあります。長時間の作業を考えるとちょっと厳しいのではないかと思います。いくら最小サイズでも作業がしづらいと結局はそのデスクを使わなくなってしまいますから。とはいえ一般的な書類はA4が多いですし、ノートもA4とは限らないですし、ノートPCも参考サイズなら何とか同時に載せられます。本当に限界までの最小サイズ希望で、多少動線が悪くても良いのであればこれでもアリでしょう。

 

次は奥行き45cmとの比較です。

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どうでしょうか。かなり余裕が出てきていますね。
わたしの実感だと、参考サイズ(31X22.5cm)の13.3インチノートPC使用についてはこの奥行き45cmが最低ラインです。実際に置くとわかりますが、キーボードの手前にもデスクのスペースがあると手が楽ですし、そこへメモを置きたいことも多々あります。それにデスクへ自由に両腕を置きたいなら最低でもこれくらいは欲しい。ためしに肘から指先までの長さを測ってみてください。30cm以下なのは子供か本当に小柄な人でしょう。
これだけあるとA4サイズもストレスなく扱えますし、今後の汎用性で考えてもやはりこの奥行き45cmを最低ラインとしてもよいのではないでしょうか。

 

 

 

70X45cmにアイテムを置いた状態でイメージしてみる

 

では、70X45cmのデスクで具体的なイメージをみていきます。

まずはA4、ノートPC、マウスパッドを置く場合。

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これはかなり使用頻度が高い配置ではないでしょうか。なおマウスパッドを必ずしも使うとは限りませんが、マウスを使うスペースの参考にしてください。


次はいろいろと載せてみた場合。(A4除く)

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この図ではノートPCをデスクに置いたまま別の作業をしたいとき、どのサイズまでなら残りのスペースに載せられるかがひと目でわかります。ふだんA5テキストを開きながらB5ノートを使うのにちょうどよいでしょう。
なお、見開きについては実際だと本の厚み分が左右にプラスされるので気をつけてください。わたしが手持ちの本とノートを並べてみたところ、A5見開きとB5見開きで左右70cmの限界でした。

 

次はノートPCとA4見開きを載せた場合。

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この場合はA4見開きがノートPCやA5見開きにぶつかってしまいます。多少は許容できるなら問題ないでしょう。わたしはA4ノートを使っていますが書き込む片側だけデスクに載っていれば大丈夫ですし、雑誌はちょっとくらいかかっても平気です。ノートPCは薄いですからね。どうしてもA4見開きをフルに使いたいときはPCを90度回転する手も。もちろん、もし必要なら左右の幅がもっとあるデスクを検討してみてください。

 

最後はA4見開きを縦に使いたい場合です。

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A4のノートを横にして使う場合はこうなります。見開きの全体サイズはA3ですので、A3縦も使えるということになりますね。

 

 

 


結論。小さめデスクの目安は70X45cm!

 


いかがでしたか?図にしてみることでイメージがつかみやすくなったのではないでしょうか。
ここまで見てきたように、作業用のデスクサイズは70cmX45cmが最低ラインだとわたしは思います。一般的なデスクワークなら大体はできますし、これくらいであれば部屋に大掛かりなスペースを作らずとも気軽に置けます。

体型、PCのサイズとケーブルなどの突起、使うアイテムのサイズ、チェア、デスク脚の形状、設置場所などによって自分にベストなデスクサイズは違いますが、まずはこの70X45cmを目安に足したり引いたりするといいでしょう。デスクを購入する前に新聞紙を使ってサイズを体感してみるのもオススメ。そのとき実際に使うアイテムを載せてみることで選択の失敗もなくせます。

作業用デスクがあれば、もうダイニングテーブル上に食べ物とノートPCや書類が散乱する状況とはオサラバです。重くないものを選べば、気分で場所を変えることもラクにできます。
また、元々メインのデスクを持っている人がサブデスクとして導入する手もあります。メインの隣に置いてL字型デスクにしたり(高さを揃えることと脚の形状に注意してくださいね)お気に入りの本棚の隣に置いてブックカフェ風にするなど便利な使い方がたくさんありますよ。

 

 

メインデスクを持っている人もダイニングテーブルで作業している人も、便利な小さめデスクをぜひ検討してみてくださいね。

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